気にしすぎなあなたへ HSPについて
こんにちわ。ズボラNS♂です。
私は子供のころから
人から言われたことをいつまでも気にする
周りから変だと思われないように行動する
人からどう思われるかを気にしてしまう
怒りや悲しみ、軽蔑、落胆などのネガティブな感情を向けられるのが極端に苦手
といった性格をしており、どうすればそういった性格を直すことができるのかということをずっと考えてきました。
その性格に悩んでいた頃にはHSPといった言葉もなく、インターネットで「敏感さん」だとか「妖精さん」だとか色々な言葉で例えられていましたが、生きづらさを解決するような記事はありませんでした。
自分が悩んでいることはあるけれど、どう解決したら良いかわからない。生きづらいと感じているけれどそれがなぜかわからない。方法を調べたいと思っているけれど、どうやって調べたらいいかわからない。
これが過去の私でした。同じようなことを考えている人がいるのであれば、この記事で少しでも自分を変える指針になっていただけたらなと思います。
1. HSPとは何か
HSPについて少し紹介したいと思います。
HSPとはhighly sensitive person の略で環境感受性が高い人のこと、
つまりは周りから影響を受けやすい人のことです。
あなたは今までこのような経験はありますか?
- 周りの人からどう思われているのか気になってしまう
- 人から言われたことを何度も頭の中で繰り返してしまう
- 失敗をいつまでも引きずってしまう
- 他の人から見たら大した指摘ではないはずなのに、気になってしまう
- ちょっとしたことですぐ不安になる
これらの心あたりがある人はHSPの可能性があるかもしれません。
HSPは病院にいって診断されるような病気のようなものではなく、その人の性格的な特徴と言えます。
そのため病気のように
「このような症状があるからHSPだ!」
とはなりません。周りの声や環境から影響を受けやすい人に一括で名前をつけたほうがわかりやすいからこういう呼び方をしているということですね。
この言葉が生まれたことによって私のように「自分の性格を変えたいけれど、何をどうして良いかわからない」という人がその方法を調べやすくなりました。
2.HSPはなぜ生きづらいのか
HSPの人は周囲からの影響をよくも悪くも敏感に感じ取ってしまいます。
そのことによって人間関係を円滑に進めることができるのはメリットと言えるでしょう。
しかし、周りに気を使いすぎるあまりに自分が疲れ切ってしまったり、嫌われることが怖いために人の頼みを断れずに無理をしてしまうこともあります。
人からどう思われるのかを気にすることができるため、周囲の求めていることを察知して行動することもできますが、必要でないことまで考え過ぎてしまってキャパオーバーになってしまうこともあります。
あっちの人はこうしてほしいと思っているけど、こっちの人はこれをしちゃいけないと言っているといったように、相反する状況になった時に自分の価値基準で物事をうまく決定できないこともあります。
嫌われるのが怖くて、本当はしたくない、してはいけないことも無理矢理してしまうこともあります。
ネガティブな感情を向けらたときにそれをいつまでも気にしてしまい、いつも通りのことができなくなることもあります。
HSPの人がもつ能力は
人の心を考えることのできる共感性が高く
周りの人に合わせて和を重んじる協調性が高く
争いを好まない優しい人柄なのです。
しかし自分の意見を言うことが苦手であったり、周囲に合わせすぎてしまうことだったり、気にしすぎることで本当に自分がやりたいこと、やりたくないことを無視してしまうことは自分の精神を削ってしまいます。
HSPの人の生きづらさとは自分の心を削って生きているのに、その状況がわかっていてもやめられず、心が常に疲れた状態になってしまうことだと思います。
3.生きづらさを少しでもなくしていくために
ここまででHSPの人の生きづらさについて説明してきましたが、どうやってこの生きづらさを解決していけば良いでしょうか。
それぞれによって解決策は変わってくると思いますが、ここでは私の事例を紹介したいと思います。
私の場合は人の言葉に影響を受けやすく、言われたことをいつまでも気にしてしまうことや、他人に嫌われることを恐れて自分の意見を飲み込んでしまうことが自分の生きづらさに関連していると考えていたため、以下の方法を実践してみました。
- 瞑想をする
- 運動をする
- アサーションを意識する
- 価値観マップを作る
これらについてはまた違う記事で紹介していきたいと思っていますが、上記の方法は自分の変化を実感できた方法じゃないかなと思います。
瞑想は人との関わっている時に自分を客観的に見れるようになったり、頭の中でぐるぐると同じ思考が巡っている時に、その思考を止めたりできるようになります。
運動は疲れた精神を改善してくれますが、それ以上に毎日自分で決めた運動を続けられたという成功体験に繋がりやすいので、自分は変われると言うマインドを身に付けやすいです。
アサーションは相手が受け取りやすい形で自分の言いたいことを伝える技術です。自分の意見を言うと言うこと=相手に嫌われることではなく、ちゃんと相手のことを考えながらも自分の意見を言えるようになることが重要です。
価値観マップとは自分の価値観に合った行動を取れるようになるための指標です。人の幸せとは自分の価値観に合った行動を取ることであり、物事を自分のコントロールで動かしている感覚なのだと言われています。自分が今生きづらさを感じているのであれば、それは自分の価値観にマッチしていない方法で、誰かの価値観によって生きているからではないでしょうか。
まとめ
- HSPとは周りの環境に影響を受けやすい人のこと。
- 周りの環境から影響を受けることにより自分の価値観で生きられず、精神をすり減らしてしまうことが生きづらさの原因
- 私が実際に効果を感じた改善のための行動としては瞑想、運動、アサーション、価値観マップがある。
具体的に自分が実践した方法についてはいずれ記事に書いていこうと思いますが、今まで解決策などを調べてもなかなか探せなかった人はこれらのキーワードを元に自分なりに調べてみると良いのではないでしょうか(私は自分の体験談を元に書いているので、専門的な話などは書籍等を参照したほうがしっかり説明してくれます)
それではまた。